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原型制作(デリベーションリング)

2015/01/08


こんばんは


文章を打つのに時間がかかりすぎてこんな時間にブログ更新となってしまったaokaスタッフ、チャンコです。


みなさま如何お過ごしでしょうか?








さて、本日は

先日の最後に予告させて頂きました通り、

リングの制作模様をご紹介させて頂きたいと思います。





リングといっても
今回ご紹介させて頂きますのは


ワックスによる指輪の原型制作の模様です。





ワックス原型を用いた指輪制作の場合、

完全に指輪を完成させるためには、ワックスで制作した原型を業者さんに提出して、その原型をもとに石膏等で型取りをしてもらい、そこに希望の金属を流してもらわなくてはなりません。


なので、上記の工程を経て無事金属の指輪となった晴れ姿は後日ご紹介させて頂くこととなります。





というわけで今日は

まだ業者さんに出す前の第一段階である
原型制作の様子をご紹介をさせて頂きたいと思います。



ここで作った型とほぼ同等のものが後日金属になって返ってくると思って頂ければわかりやすいかと思います。








それでは始めさせて頂きます(’▽’)ノ








まず、原型制作に使うワックスについてですが


ワックスにもいろいろと種類がございまして

ブロックタイプのものやシートタイプのもの、粘土状のものなど様々です。

色や形にも違いがございます。


それらを大きく2つに分けるとソフトワックス(柔らか目)ハードワックス(硬め)に分かれていまして。



それぞれのワックスの特徴に合わせ、
削ったり溶かしたり盛ったりしながら原型を制作していくわけなのですが




今回の原型制作に使用したワックスは、ワイヤーワックス(またはスプールワックス)と呼ばれる線状のソフトワックスです。このワックスはとても柔らかく繊細な上に、冬は特に折れやすいので注意が必要です。

_MG_4032.jpg


このワイヤーワックスにも様々な太さがあるので、わたしはサイズごとにストローで色分けして保存しています。

(このワイヤーワックスは、サイズごとにまとめてたくさん購入することも可能ですが、わたしの場合は小分けで10本ずつのものを東急ハンズなどで購入しています。)







今回は直径1.2cm~0.6cmと、特に細いものを使用しました。

_MG_4026.jpg


ちなみに0.5や0.6は、
持っただけでも折れてしまうことがあるほど華奢です。こわいです。


_MG_4027.jpg










では
準備に入りますが


まず、ワックスペンの本体のスイッチを入れて温度設定をしておきます。(温度はワックスの種類や使う人の好みなどによって異なります。)

_MG_4029.jpg




※ちなみにワックスペンとは、電気を通して熱を発生させたデジタルペンで、はんだごてのようなものです。主にワックスを溶かしたり、ワックス同士を接着したりするときに使用します。

(ワックスペンがない場合はアルコールランプを使用したりもします。)







ワックスペンのペン先はこのようなかんじ(とても熱いのでやけど注意)です。


_MG_4031.jpg


ペン先もスパチュラ(ワックスペンの本体画像の上部参照)のようにいろんな形があるのですが、今回は扱うワックスが細いので、ペン先も細いものにしました。時にはこのペン先を自分で削ったり曲げたりして使いやすいようにカスタムしたりもします。






さて

次はトレーシングペーパー(以下トレペ)の準備です。




今回制作するリングは幅2cmの15号サイズですので



まずトレぺに2cmのラインと中心線を引き

制作中・キャスト後の微妙な歪みや縮みを考えて、
15号よりも少し小さ目のサイズのトレペリングを作ります。

(トレペリングといっても、帯状に切ったトレペの両端の内側をテープでとめただけの簡単なものです。)





綺麗に出来たらそれを木芯にセット。

_MG_4028.jpg








この先の作業内容と致しましては

このトレペリングの上にワックスを巻き付けるようにして原型を作っていくのですが、




こうしてトレペリングを敷いておくことで、
完成したのが繊細な原型でも、トレペを滑らせるだけで木芯からの取り外しが簡単に出来るので便利です。






ちなみに・・



この作業を普通の紙で行うと、
制作中にワックスを溶かしすぎて紙にくっつけてしまった場合
紙についてしまったワックス部分の取り外しが困難になりますので
ここはやはりトレペを使うのが最善かと思われます。

トレペなら比較的簡単に剥がすことが出来ます。


更に、トレペに中心線などを書いたのは、制作中に全体のバランスが一目でわかるようにするためです。
















さて、そんなかんじで準備は完了です。(案外あっさりですよね)





ここからいよいよワイヤーワックスを手に取り
ワックスペンを使って、好きな形に変形させたワックス同士を接着したり、
テクスチャーをつけたりしていきます。


そしてここからはとにかく集中、集中です








ワイヤーワックスは手で簡単に曲げられますので、このようにより線を作ることもできます。


_MG_4033.jpg




様々な太さのワックスを使うことによって、メリハリを効かせたり

ワックスの繊細さを利用した自由な曲線で形を作っていきます。












_MG_4035.jpg



徐々に出来てきました。







_MG_4036.jpg



とにかく集中してもくもくと進めていきます。







ワイヤーワックスは本当に繊細なので、バランスや強度も考えて制作していかなくてはなりません。


特に、アウトラインを細くしすぎてしまうと強度が弱くなってしまう恐れがございますので注意が必要です。




ちなみにこのタイプの原型は、繊細すぎて大体の業者さんに嫌がられます(++;




残念ながら

業者さんのもとへ配送中に破損してしまうことも多々ございます。




ですが、その分完成したときの喜びも大きいです。



今回も

最後までうまくいきますようにと願いを込めつつ

1本1本つなげていきます。










そして・・・





緊張の制作時間を経て

ほぼ完成した原型がこちら!!(正面)です。

_MG_4045.jpg


(※透かしデザインのため、わかりにくさを避けるために中にティッシュを入れています。)







こちらは横から

_MG_4044.jpg





そして後ろから

_MG_4043.jpg

角度によって表情も違います。


これから重さやサイズなどのチェックをして、更に手直しを致しますが、

今回はひとまずここで終了と致させて頂きます。




追記はこちら









ちなみに

aokaでは、このデザインのことをデリベーション(派生)シリーズと名付けて制作・販売しています。



派生を繰り返しながらもすべてはどこかで繋がっているという人生観を自分なりに表現したもので、派生をあらわした枝の上にある点や線の繋がりなどにも人生の中で起こり得る様々な出来事を重ね、それごと大事に生きていけますように、、という願いが一緒に込められていたりもします。


それぞれの人生が違うように、こちらのシリーズもすべて原型制作から手作りの1点ものとさせて頂いており、この世に2つと同じものはございません。




金属でできた指輪とは見た目のお色が全然違いますので、ちょっと想像がつきにくいかと思いますが、こちらの原型をキャスト専門の業者さんに提出し、最終的には金属に姿を変えて帰還してもらう予定です。

その姿は前述の通り後日ご紹介させて頂ければと思いますのでよろしくお願い致します。





・・・さて、

覚束ないながらもわたしなりの制作模様をご紹介させて頂きましたが如何でしたでしょうか?
(今回使用した材料が気になった方は一番下をご覧ください。)




ワックス技法には他にもっと様々なものがございます(むしろ主流はハードワックスです)ので、今回は数ある技法のうちの1つとして捉えて頂ければ幸いです。


わたしももっと勉強しなくてはと思います。

そして、誰かの人生にそっと寄り添えるような作品作りを目指して頑張っていきたいと思います。




今回はワックスでしたが、

ワックス以外(ビーズ刺繍など)の制作模様もそのうちにご紹介出来たらなと思っていますので

そのときはどうぞよろしくお願い致しますm(__)m







補足の(括弧)書きが多く、大変読みにくい文章で申し訳ありませんでしたが

最後まで読んでいただき心より感謝いたします。




それでは
夜も更けてまいりましたので

今回はこの辺で失礼させて頂こうと思います・・・




心の励みになります。いつもご協力感謝致しますm(_ _)m*

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↓↓ちなみに今回使った材料はこちらのショップでほとんどご購入できます。




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02:29 アクセサリー制作 | コメント(0) | トラックバック(0)
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